線維筋痛症の方への鍼灸

久しぶりに私が取り組んでいる難病や慢性疾患について書きます。

治療院では珍しいかもしれませんが、当院には多くの線維筋痛症のお持ちの方がおいでになられ、鍼灸治療をさせて頂いております。

病気そのものを治す事は出来ませんが、症状によって日常生活動作（ＩＡＤＬ）の低下を防ぐことや改善に貢献出来ていると思います。

線維筋痛症は全身の痛みを伴い、一日寝込んでしまう事もある症状で見た目ではなんでもないのでとても周りの理解が必要です。

その際、痛みを軽減させるのに当院では「鍼」と「あん摩」を行います。

鍼・あるていどのヒビキを出させます。

あん摩・患者さんが気持ちいより「イタ気持ち良い」感じを頂けるよう力加減やリズムに気をつけて行っています。

この二つの刺激は脳から痛みを抑制させるホルモン（セロトニン・ノルアドレナリン）をどうやら出させてくれることが理論上あるようです。

神経には「鋭い痛み」と「鈍い痛み」の二種類があり上記の痛みを軽減させるには鈍い痛みを感じる神経の受容器（センサー）に刺激を与える事が良いそうです。

これは慢性的な痛みで悩んで切る方全般に有効と思います。

治療から卒業される方もいれば、治療間隔が空く方もいらっしゃいます。

それは、その方の生活などに合わせて行っていくのがベストだと感じています。

ぜひ、心地良いあん摩を体感してみてください(^o^)