今回は坐骨神経痛など腰の神経障害でお悩みの方へ症状改善の参考になればと症例を一つ書きます。
【患者様】
70代男性 脊柱管狭窄症(腰椎4・5番)
【症状】
①左下肢の外側のふくらはぎから外のくるぶしのかけて痺れ
②つま先があがりにくくサンダル・スリッパなど履くと脱げやすいなどの日常生活にもやや支障がある状態。
【評価】
脊柱管狭窄症により腰椎4・5番を手術しておりその後遺症ではないかと評価している。
デルマトームという神経の走行があり腰椎4・5番の神経は図のようにふくらはぎの外側を走行しており親指は腰椎3・4番の影響が強くあります。
【治療方法】
左の腰椎3・4番と腰椎4・5番の椎間関節刺鍼を行い、更に電気をかける低周波鍼通電療法を行う。
感覚神経に刺鍼をするので電気のボリュームは少なくて済む事で患者様の負担も少なく済みます。
【治療後】
うつ伏せのまま、施術者が患者様のふくらはぎを触り、感覚があるのか確認します。
刺鍼後は確実に感覚が戻り、歩行状態もしっかり足が地に着いて安定しています。
その安定感は患者様自身でも感じて頂いています。
この治療を何回か繰り返していくと、少し感覚神経が戻ってくると思います。
人は「動かす」の前に自分自身の身体の位置感覚(手・指・足などどこにあるのか)を元に動かす事が出来ます。
なので「力がなくて動かせない」のではなく「感覚が鈍麻で身体の位置感がわからないので動かせない」という事も考えられます。
例えば足の小指をタンスや椅子にぶつけるのはこの状況なんですよ(^_^;)
特に脳疾患(脳出血・脳梗塞)の場合、このケースが多いです。
出来るだけ自分の身体を触って感覚を維持しましょう!
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疾患 |
これまでに対応してきた疾患名突発性難聴・顔面神経麻痺・片側顔面痙攣・頭位両性まめい・三叉神経痛・線維筋痛症・シェーングレイ症候群・顕微鏡的血管炎・骨折後遺症(大腿骨・橈骨・脊椎圧迫) 自律神経失調症・メニエール氏病・脊柱管狭窄症・ヘルニア・分離症 過敏性腸症候群・リウマチ・膠原病・へバーデン結節・スポーツ障害 変形性股関節症・変形膝関節症・精神疾患・起立性調整障害など |