2024年9月2日
人は生まれ持って原始反射があります。
成長につれて脳の発達によりコントロールされるようになります。
ただ、大人になっても上手く反射を利用して生活が行える動作があります。
代表的な部分でそれは
歩行・呼吸・咀嚼
CPGがある事が発見されました。
CPGはcentral pattern generatorの略語です。
『頸・腰髄膨大部に存在する歩行、呼吸、咀嚼運動などのリズミックなパターン運動を惹起する神経回路網のこと』
多くは脳指令を受けて動くのですが
『CPGがヒトに存在するか否かはしばらく議論の的でしたが、1998年にDimitrijevicら2)は完全対麻痺患者の腰髄膨大部付近を一定の周波数で硬膜外電気刺激を行い、リズミックな歩行様運動を誘発することに成功しました。この事実は、ヒトの脊髄内の神経群が脳から独立してリズミックな運動を惹起しうるという証拠を示したことになります』
※日本リハビリテーション医学会より抜粋
一定の刺激が加わると脳の介さずに独立してその機能を維持、動かしているんです。
よく患者さんから状態の悪い原因として
姿勢・歩き方について聞かれます。
もちろん、悪い状態が溜まって身体に現れているのですから原因の一つであるとおもいます。
トレーニングで健康講座などで
「〇〇の筋肉を意識して動かして~」と言われて動かすのでは脳からの指令でCPGとは矛盾しているので
身に付きませんよね・・・(ー_ー)!!
その時はやった感ありますが生活に活かす事とは別になります。
ウォーキングレッスンや健康講座で無理な筋肉痛になるのではなく
人間は反射区を利用して生きている事もお忘れなく(^_-)