2024年11月25日
顔面神経麻痺(ベル麻痺・ハント症候群)の鍼灸施術の臨床数は10名。
後遺症でお悩みの方は多いです。
これからの季節、冷たい空気が麻痺側にあたると顔の筋肉がこわばったりり突っ張ったように感じたり、涙が流れ出る方もいます。
マスクで顔覆い風が当たらないように工夫したり試行錯誤されている方の話を聞きます。
さて、顔面神経麻痺に対してどのくらい鍼灸が有効なのか?
鍼灸を受けてみたい方の知りたい所ですよね。
まず麻痺の程度と発症してからの経過です。
麻痺の程度に関して麻痺スコア(40点満点)では低い点数でも鍼灸は可能です。
また、点数はそこまで高くないけど鏡をみると麻痺側の
・ほうれい線
・眉毛の高さ
・瞬きの時間差
・こわばり、突っ張り
・涙がこぼれる など
気になる症状がある場合でも鍼灸は可能です。
発症してから早期に鍼灸に取り組んだ方が後遺症が少ないというデーター(研究報告)があります。
重度の場合は入院されているケースが多いですが退院後の回復としてお薬・個人のリハビリと併用して鍼灸を取り入れて行くと良いそうです。
最後にどのくらいの期間と終了の時期に関して
期間は初診でお越し頂いて1~2週間後に来院して頂きその期間の状態から施術の間隔とゴール設定をさせて頂いております。
症状が固定され落ち着いてる方は現在月に一回程度の間隔で顔の緊張をほぐすように「あん摩」と「鍼」を組み合わせて行っています。
施術すると、もちろん顔のこわばりなど改善され他人と会っても顔を意識しなくなったといようなお声も頂いております。
放っておくとやがてこわばりが強くなり気になる点が出て来ますので定期的なメンテナンスをおススメします。