これまでに顔面神経麻痺症状について8症例に携わらせて頂き現在進行形に方もおいでです。
顔面神経麻痺とはベル麻痺とハント症候群があります。
今回は施術の方法についてお話ししていきます。
まず
Qいつ鍼灸マッサージにかかっらたら良いのか?
A早期にかかる事をおススメします。
出来るだけ早期にお薬と併用してかかられた方が良いです。
目的としては後遺症を出来るだけ少なくする事と、動きの改善です。
ここで気をつけて欲しい事は、回復を早くしたいために顔のリハビリを頑張りすぎない事です。
なんで?
初期の回復過程では過度な動きや負担は神経の枝が間違った方法に伸びてしまう事があるそうで間違えてガンガンにやってしまうとそれが後遺症となってしまう事もあるんです。
初期の施術は出来るだけ刺激を少なくしかつ拘縮しないようケアする事が前提になります。
私は発症してから1年未満はできるだけ刺激を少なくして行っていきます。
論文や文献で良い施術方法が見つかった時、または状態からの判断で施術方法を変える時は一度かかりつけ医に相談します。
医師の指示を頂きながら適切に行っていきます。
これは医師と私のやり取りになりますが、必要な所見等は御高診願い(紹介状)を通して行う事で検査データーを頂く事ができます。
私がかってに「こっちの施術の方が良いからやろう」と個人判断でやってしまうと後遺症が出てしまったり動かせるはずの部分の動きが悪くなってしまったりする恐れがあるので
個人判断で施術を変える事はありません。
一年以上経過している方は症状が固定している事が多いです。
その場合は積極的な施術をする事をススメますので低周波鍼通電療法を行います。
顔面神経に鍼をし通電して神経の伝達を促す方法です。
これをすると経験からですがしわが減ったり、動きが改善されたりなど良い方向にいく事が多いです。
通電中、患者さんは気持が良いそうです。
その時の時期や症状に合わせた施術が5年後・10年後へ影響してくると思われます。