2024年9月2日
ちょっとタイトルが長くなりました
当院にはつわりや腰痛でお越し下さる妊婦さんもいらっしゃいます。
仰向けの状態で呼吸を整え、全身調整していきます。
「妊婦さんの腰痛」となると、胎児の成長と共にお腹が大きくなり腰が沿って
いたくなるイメージをお持ちの方も多いと思いますが
腰痛の影響は人それぞれで色々な影響があります。
数ある中の一つを紹介します。
実は「リラキシン」というホルモンの影響が関与しています。
※エストロゲンやプロゲステロンなどの影響もあります。
初めて聞くかもしれません。
「リラキシン」は、特に妊娠時に多く分泌される女性ホルモンの一種です。
分娩時に赤ちゃんが産道を通れるよう
骨盤の関節や靭帯をゆるませる作用があります。
生理の時にも月経前~月経中にも分泌され
骨盤を開くことで経血をスムーズに出させることに役立ちます。
妊娠・出産のためには欠かせないホルモンです。
このメカニズムが女性の腰痛の一因で
リラキシンの影響で骨盤内の関節や靭帯がゆるむと
骨盤全体がぐらついて不安定になります。
ただ、リラキシンは分娩に欠かせないホルモンなので
分泌を抑える事は出来ません。
出産までこの痛みを我慢するなど難しいです。
女性の精神的影響が胎児にも影響するというお話も聞いた事があります。
母親になる女性が出産まで落ち着いて生活出来るかでも変わってくるのではないでしょうか。
当院ではしっかり出産までサポートして参ります!