2022年2月20日
『片側顔面痙攣』という病気をご存知でしょうか?
言葉のように顔面の痙攣です。
稀に両側性の方もいらっしゃるそうで割合は
約10万人に7千人のようです。
1日中で数十回、顔の筋肉がピクピク痙攣を起こし引きつったり、強張ったり
する症状でM血管の圧迫により顔面神経が刺激され、興奮状態となる事で
起こるそうです。…
【治療方法】
・根本治療としては手術
・ボトックス注射
当院に女性で現在80歳で75歳の時に発症した方が鍼灸施術ご希望で
お越し下さっています。
年齢もあり手術は希望されず、保存でみていきたいが
症状を何とかして欲しいとの事です。
問診していると左顔半分が前兆もなく痙攣を起こし、勝手に閉眼し
口角引っ張られてました。
毎日、この繰り返しで気分も下がり声も小さかったです。
今後の展開の目標と鍼灸施術の説明し
計画的に行っていく事になりました。
【2回目施術の時】
・顔面神経麻痺で使うツボや患者様の拘縮している筋肉に鍼施術をし置鍼
すると大きな変化が!
置鍼(10分)している間、痙攣の症状が出なかったんです。
1回目の施術の時には数回、痙攣症状が出ていたのが無かったんです。
これには、患者様も私も驚き、施術後患者様に少し笑顔が見れました!
鍼施術は鎮痛効果など期待できる方法の1つで、今回の施術方法が良
かったのだと思います。
継続して行う事で、1日の痙攣回数が減らせるかもしれない。痙攣時間が短
縮されるかもしれない。
その辺り、患者様にしっかり説明し週に一回の頻度で施術していく事になりました。
鍼施術の効果を実感して頂いた事だと思います。