現在までの多数の病院・クリニックの医師と情報交換してきました。
施術前に問診と簡単な検査を行います。
ここで鍼灸マッサージで効果ある範囲と判断した時には
施術をしますが、そうでない時もあります。
その時に「ご高診願い(紹介状)」を作成致します。
例1:腰痛
簡易的な検査をすると神経痛と動作時痛が著名にありました。
鍼灸の適応でもあるのですが、もっと的を絞って早期回復を
考えた際、MRI診断・医師の診察が必要であった患者様がいました。
その後通院して頂き医師からのお返事は
「脊柱管狭窄症・側弯症」があるとの事でした。
狭窄・側弯している部位がはっきりし施術もスムーズに行えた事もあります。
例2:肩凝りと背中の張り
治療院の中でも多い症状です。
しかし、血圧を測ってみると「不整脈」を発見!!
すぐに、かかりつけ病院に連絡し施術せず、病院へ向かって頂きました。
結果「発作性心房細動」
気付かずにいたら脳卒中・心不全になっていた可能性があった例です。
例3:足の浮腫みが気になる
この一か月で急に足・お腹が浮腫んできたとの症状でご来院。
血圧は異常なく座位・側臥位でも呼吸は大丈夫。
薬の関係なのかと思いご高診願いに記入して持って行って頂きました。
結果「薬の作用も関係しているのでは」とお返事を頂き
お薬を変え、利尿剤を飲みはじめたら浮腫みが軽減。
その時だけ利尿剤を飲まれたそうで現在は服用していないとの事です。
鍼灸マッサージで痛みや動きを改善するサポートをしていくほかに
原因となる物の対処が出来なければ変化していきません。
その原因となる背景も探しながら時には医師に診察をお願いできるよう
取り組んでおります。
痛みの原因は筋肉・靭帯だけではない時もあります。
心臓や内臓関連もありますので、そのあたりをしっかり見極めて
患者様にとっても負担の少ないよう判断しています。