小田原のあん摩・はり・きゅう・マッサージ指圧・整体・トレーニング指導 いろは治療院
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曖昧な評価で施術はしない!!

自分への戒めも含め書きたいと思います。

先日、以前高校生の時(野球部に所属でコンディショニング)に当院に通っていた子が現在、大学生(二年生)になりそのお父さんから電話がありました。

「息子の事で相談なんですが。最近腰が痛いのと足に痺れがあると言っていて授業中座っている事も出来ないくらい痛いらしく、でも野球の練習は出来ていると子供から聞いて、自分で鍼灸接骨院を探して言ってるのですが痛みが変わらなくての事なんです」

既往歴として小学生の時に腰を痛めてその時は「疲労骨折」と診断されていましたが中学(全国大会出場)・高校と部活も出来ていたので特に問題はなかったと思います。

この電話を聞いた時にポイントは

・腰が痛い

・安静時の方が辛い

・足に痺れがある

この3つ並べるだけで「あれ?」と思う事ありませんか?

腰椎に何かしらの原因があるんでは?

3日に一度は通っていたようですが症状か変わらず・・・

私の見解ですが

この痛みに対して評価が出来てないから痛みが変わらないのでは?

ちゃんと評価したのか?

例えば

・SLA

・ケンプテスト

・パトリックテスト

・トーマステスト

・腱反射  など

必要に応じて整形外科的検査したのか?

そして疑問に思って整形外科の受診を勧めなかったのか?

いくつかの疑問が浮かびました。

私はお父さんに

「腰の骨や周囲に何かしら原因があるかもしれないので整形外科の受診をして原因を明らかにした方が今後の施術方針もたてやすいので行ってみて下さい。医師の判断になりますがレントゲンではっきり分からなければMRIを撮るかもしれませんね」

この電話の翌日、整形外科を受診し翌週にMRIを撮る事になりました。

そして先日、ご丁寧にご連絡頂き

「腰椎4番・5番のヘルニア」と診断されたそうです。

私達はヘルニアによって出た痺れや不快感の症状緩和に対して施術して以前の生活レベル・競技レベルに戻す事が役割だと思っています。

症状が改善出来なかった理由として

・評価がしっかりできていなかった

知識を身に付ける事が重要。

・評価出来ているけどポイントの鍼を施す事ができなかった

セラピストの技術の問題であるので磨いていかなければなりません。

患者さんの痛みの部位・いつ発症したのか・どんな時に痛いのかなど最低限聞く必要があり痛みの部位に耳を傾ける術が必要ですね。

私もこの件を活かして、基本に忠実に施術して痛みの緩和に努めて参りたいと思います。